難易度が上がっても
クリアできない
試練はない。

management
東京北支店 営業課 辛川 環太 | 2012年入社

街づくり系のゼミで都市政策や商店街の地域振興策などを学んだ経験から「お客様と長く付き合っていく」という三井の管理スタイルに共感。内定通知後の「他社の採用を受けてもいいので、十分に検討してください。」という人事担当の学生を焦らせないメッセージが最終決断の決め手に。

※所属は取材当時のものです。

CAREER STEP

  • 1 年目(2012年)

    横浜南営業所
    (現横浜南支店 営業課)
    入社時は5~7棟を担当。新人なりに一生懸命やることでお客様から感謝されることに、やりがいを覚える。

  • 4 年目(2015年)

    横浜南支店 営業課

    14棟のマンションを担当。徐々に難易度が上がっていくとともに、お客様との信頼関係が構築されていく実感もあり。

  • 7 年目(2018年)

    東京北支店 営業課

    12棟のマンションを担当。業務内容は同じであったものの、多様な設備があったり、解約寸前の案件があるなど、物件の難易度はさらに上がる。

  • 10 年目(2021年)

    東京北支店 営業課

    単棟マンション5物件+大規模な複合型のマンションのサブ担当にもなり業務の幅がさらに広がる。社内でも例のない業務を担当。

現在の仕事

誰も経験したことのない業務に挑む

フロントマネージャーはキャリアを積むほど担当する物件数が増えたり、難易度が上がったりステップアップしていきます。私は現在、単棟マンション5物件と、3物件の複合型マンションのサブ担当。その複合型マンションの下層にある商業施設の内装監理や光熱費等の請求業務などを担当しています。これは当社にとって極めてイレギュラーで、私自身に経験がないのはもちろん社内にも知見がなく、他社やグループ会社のノウハウを吸収しながら手探りの状態で進めています。難しいながらも物販や飲食店など、今までにない業種の方々との出会いがあり、当社なりの管理規約をゼロから作ることになり、ルール作りのステップを学べたことも良い経験になりました。
また、別途支店や支社全体のフロントマネージャーに対するスキルの底上げを目的とした勉強会の開催や好事例の共有など、いわゆる育成担当といった役割にも最近は力を入れているところです。

仕事のやりがい、面白さ

難易度が高いほどやりがいも増す

全く同じ提案をしても、管理組合によっては正反対の意見が出て結論が変わることもよくあります。こうした一筋縄ではいかないところが、この仕事の難しくも面白いところだと思います。ポイントは物件の特性に合わせたあらゆる想定をして、事前準備を欠かさないことです。お客様が何を求めているか、どのような質問が出るかを想像し、先回りの提案を行うことを心がけています。
また、直近で3年連続、OJT担当者(新入社員の育成担当者)になり、後輩が成長していく姿を目の当たりにするなかで、フロントマネージャーとはまた違うやりがいを見つけました。先輩として手本を見せつつ、成長段階に合わせたチャレンジをさせて見守っていましたが、「信じて任せると伸びる」を実感しています。最初は収支報告書の数字の読み上げすらおぼつかなかった1年生が、2年目になってお客様からの難しい質問に自信を持って回答する姿を見て、想像以上の成長ぶりに、嬉しくて思わず涙ぐんでしまったこともあります。

心に残るエピソード

培ってきた対応力で難題をクリア

7年目に現在の部署へ異動した際、担当を引き継いだマンションの一つで、上長から新任の私に頼みたいことがあると託されたのが、管理組合の理事長と組合が依頼したマンション管理士の方が作成した改善依頼事項でした。内容は細かいことを含めると200項目ほどあり、改善できなければ契約解除は免れません。1年間はいただいた課題解決に奔走する日々でした。しかし、同時に努力は必ず報われると感じられた経験にもなりました。
最終的には、真摯に課題解決に取り組む私自身を評価していただき契約継続が決まり、その後の人件費等の高騰に伴う管理費の増額提案もスムーズに承認いただくことができました。他の担当マンションもそうですが、厳しい言葉をかけられながらも最終的には、「辛川さんが言うなら仕方ないね」と管理費の増額にご納得いただけたこと、これは、お互いの信頼関係がベースになくては絶対にできないことです。担当マンション全てで増額いただけた経験は大きな達成感と自信につながりました。

TOPICS

あなたの描く、未来への挑戦とは?

現場と本社の架け橋を担いたい

フロントマネージャーを10年間経験して感じるのが、マンション管理組合のニーズが年々多様化していることです。今までと同じ提案では、この先生き残れないのではないかと感じています。マンション管理業界はIT化が遅れており、今後はIT総会などWebで完結できるものが求められてくると思います。フロントマネージャーをしていると本社から降りてきた指示の意図が理解できず、初動が遅くなってしまうことが多々ありました。しかし、意図がきちんと伝われば同じ目的を共有し、より良いパフォーマンスが発揮できると考えています。そのため、機会があれば私自身がスタッフ部門から本社の意向を営業現場に伝える役割を担い、IT化も含めた全社的なサービス提供を実現してみたいです。
また、若手の育成にもここ数年で大きなやりがいを感じているため、専門部署でじっくり腰を据えて人材育成や支援を経験してみたい希望もあります。これまでの経験をさらに発展させていくようなキャリアの可能性を広げていきたいですね。

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