技術にも
営業にも通じる
社内の架け橋になる。

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技術部 技術管理課 丸山 大介 | 2018年入社

大学で建築学(環境工学)を学び住環境の光について研究。その学びを活かしながら、さらに人と接することもできる仕事に就きたいと考え、マンション管理業界を志望した。内定は複数社獲得したものの、リーディングカンパニーである当社のゼネラリスト職として自分を磨きたいと入社を決意した。

※所属は取材当時のものです。

CAREER STEP

  • 1 年目(2018年)

    東京東支店 営業課 3棟のマンションを担当。マンションに住んだ経験がなく、現場に何度も足を運び、マンションというものを理解するのに必死だった1年目。

  • 3 年目(2020年)

    東京東支店 営業課 担当物件数が2年目の10物件から12物件となり、いよいよ一人前に。しかしトラブルも多数発生し、社会の厳しさを感じた1年間に。

  • 4 年目(2021年)

    技術部 技術管理課 学生時代に学んだことを活かしながら、さらに専門知識を身に付けるため、自らの希望が叶い異動。技術部1年生として日々勉強中。

現在の仕事

技術スタッフとフロントマネージャーの橋渡し役

マンション管理では日常的にさまざまなトラブルが発生します。私の役割はフロントマネージャーが困ったときの相談窓口です。「この不具合は瑕疵なのでは?」「技術的な面から見てどうなのか」など、建築基準法等に照らして専門知識が求められる事象に対し、その道のプロである社内の技術スタッフと相談しながら、フロントマネージャーへ対処法やアドバイスを行っています。また、専門的過ぎて難しい内容は私の方で意味の伝わりやすい言葉に置き換えて、説明や指示を行うこともあります。その場合は、技術スタッフとフロントマネージャーとの間のいわば〝通訳〟のような役割を果たします。
また、例えば報告書を提出する際にも、技術スタッフのレポートだけでは理解が難しいことも多いため、要約文のなかに結論だけでなく結論に至る理由も添え、要約を読めば誰でもある程度の内容は掴めるように意識して作成しています。専門知識をわかりやすく伝えるための力は、日々かなり鍛えられていますね。

仕事のやりがい、面白さ

深く易しく伝える面白さ

入社して3年間はフロントマネージャーをしており、より専門的な知識を要する場合にコンサルティング部門から知見を授かってました。マンション管理で求められる知識は多岐にわたりますがフロントマネージャーで関わるのは広く浅く。技術部にはさまざまな企業で経験を積まれたベテランの技術スタッフが多く在籍し、建築分野だけでなく設備分野の専門知識にも精通しています。そんな技術スタッフの皆さんから丁寧かつ面白く教えていただいた専門知識を、〝翻訳〟して伝えることで営業部の役に立ったときは、それが現場でどれだけ助けになるか理解できることもあり、やりがいを感じます。
また、フロントマネージャーからの依頼により、さまざまな事案に関して技術スタッフの方々に見解を伺うのですが、その見解を理解するのにも専門知識が必要となり、勉強が欠かせません。学生時代に机上で学んだ建築学の基礎を改めて学び直していると、フロントマネージャーのころには気づかなかった建物や設備の本質を理解していけることが多く、建築の面白さを再認識しています。

心に残るエピソード

技術的な裏付けで納得の説明

コンサルティング部門は現地での課題対応も多く、居住者様の声に丁寧に耳を傾けるのも大事な仕事です。あるマンションで、隣接する建物が取り壊された際、植栽を支えていた壁が無くなり、お客様から「見栄えが悪くなった」とご意見をいただいたことがあります。隣地に手を入れることはできず、法的にも瑕疵はないため、ご要望通りにはならないことをご納得いただきました。しかし何かお役に立てればと、隣地の方に協力していただき、元通りとまではいかずとも修復することで、お客様に喜んでいただくことができました。
私たちの仕事はできること・できないことの判断も含め、お客様には「なぜそうなのか」をご納得いただく合理的な理由の説明が不可欠です。私がフロントマネージャーのときはコンサルティング部門の助けが必要でしたが、今は自分自身が助ける立場。まだサポートをいただく部分は多いものの、お客様に明確な根拠を示したわかりやすい提案で課題を解決していけると非常に達成感がありますね。

TOPICS

あなたの描く、未来への挑戦とは?

目先の目標は一級建築士合格!

異動してまだ1年目。技術スタッフには「これ知らないの?」と指摘されることも多く、学生時代の知識だけでは実務で即戦力になれないことを痛感しています。まず基礎からおさらいしながら、休日は1級建築士を目指し勉強中です。資格取得により担当できる業務範囲も広がるため、建築・設備面の両面でワンランク上の提案やサービスが考案できる人材になることが目標です。また、この経験や資格は将来フロントマネージャーに戻っても、建物や設備の点検・工事などに関する説得力のある提案に活かせるだろうと思います。
私は建築学科の出身ですが、若いうちに幅広い経験をして将来の選択肢を広げておきたいと考え、専門職を選ばずゼネラリスト職で入社しました。この業界では建築図面が読めるだけでもアドバンテージは高く、専門分野への異動が叶うのも建築の土台があるからだと思います。この先も技術部、フロントマネージャーでさらに経験を重ねてから、将来のありたい自分のキャリアを見極めていきたいです。

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