自分自身が
管理組合の管理者に、
三井の『新しい管理』
に挑戦。
さまざまな業界を見る中で、不動産管理の“長期的な顧客接点”に魅力を感じ、第一志望に。いくつか内定をもらった中、最終面接で役員を含む複数の面接官が一人の学生と真剣に向き合い、丁寧に評価する姿勢に感動。すぐに内定承諾を決め、在学中に管理業務主任者の資格も取得。
※所属は取材当時のものです。
CAREER STEP
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1 年目 (2019年)
東京支店 営業課
フロントマネージャーとして、最初は数物件から、2年目に東京支店で初となる外部管理者方式物件に管理開始時から携わり、最終的に11~12物件を担当。
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5 年目 (2023年)
武蔵野支店 営業課
フロントマネージャーとして東京都内や神奈川県エリアの11物件を担当。外部管理者方式の物件も3件担当。
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7 年目 (2025年)
業務管理室
業務管理課外部管理者方式により受託した物件の「管理者」業務を担当。
現在の仕事
管理組合の
“管理者”としての
役割を担う
最近、業界で注目を集めている新たなマンション管理の手法に「外部管理者方式」があります。これは、区分所有者の中から理事会を組織せず、私たち管理会社が区分所有法上の「管理者(=理事長)」として意思決定を行う管理方式です。管理会社が単なるサポート役ではなく、管理組合の“代表者”として責任を負う点が、一般的な理事会方式との大きな違いです。
私の所属する業務管理室は、その外部管理者方式を採用している物件の「管理者」として、フロントマネージャーからの報告・相談に対する判断・指示を行い、総会では議長として議事進行も担っています。理事会方式との最大の違いは、意思決定の速さと、お客様の時間的・精神的負担の軽減が可能になることにあります。
例えば一般的な理事会方式では、お客様から寄せられる管理組合に対する問い合わせへの回答は、次回理事会(場合によっては数週間後)までお待ちいただくケースが少なくありません。一方、外部管理者方式では、フロントマネージャーからの相談を随時受け、当日ないしは数日中には判断ができるため、緊急の対応や安全面の課題をスピーディーに解決できます。
また、マンション内の課題に関する検討や、管理会社との打合せ記録の確認、意思決定に関わる調整など、本来は組合員が担う負担も、私たちが代わりに引き受けます。高齢化などにより理事会役員の選出が難しいマンションでも、管理組合運営の質を維持できる点が大きなメリットです。
仕事のやりがい、面白さ
責任の重さが、
プロとしての誇りになる
現在の立場は、管理組合の代表者である「管理者」ですが、前部署では、外部管理者方式の物件をフロントマネージャーとして担当した経験もあります。このように管理者とフロントマネージャーが同じ会社の人間である場合、お客様にとっては利益相反の懸念が拭いきれない点は大きな課題です。
だからこそ、管理会社側の立場である営業支店と定期的に行う打合せの記録や月次管理者レポートを組合員へ開示し、利益相反管理に該当する事項については、必要な情報と併せて総会で組合員に意思決定いただく機会を設けるなど、常に透明性を担保する体制を整えています。
フロントマネージャー時代に大切にしていた“組合員目線”で、「どうすれば管理組合にとってメリットのある運営・判断ができるか」、「不利益が生じることは無いか」を常に念頭に置いて適切な判断を行う。それが今の私の仕事であり、我々、業務管理室に求められることだと感じています。管理者としての業務は、ひとつひとつの判断がお客様の生活やマンションの資産価値に直結するため、大きな責任を伴いますが、期待に応えるべく、誇りをもって日々の業務に取り組んでいます。
理事長の立場でお客様の視点に立ち、フロントマネージャーと適切に連携しながら、正確で、納得感のある判断を積み上げていく。その積み重ねこそが、“三井品質の外部管理者方式”を更に確立させる基盤になると感じています。
心に残るエピソード
寄り添い続けた時間は、
「必ず伝わる」を実感
フロントマネージャー時代、私は「問い合わせにはできるだけ早く」「資料は読み手目線で」を、意識して仕事をしていました。
管理の仕事は、数字で成果を示すことは少ないかもしれません。むしろ、問題が起きないことこそが最大の成果です。目立つ機会は多くありませんが、その分「人のくらしを支える」という本質的な価値があります。私がこの業界を選んだ理由も、まさに「人の役に立てる仕事」だからです。
理事会・管理組合運営を裏方として支え、常にお客様に誠実に寄り添う。その積み重ねが、安心と信頼を生み出します。一見地味に見えるかもしれませんが、そこには確かなやりがいがあり、それが私が感じるこの仕事の魅力です。
そして、その姿勢に間違いはなかったと実感できるタイミングは、異動や担当替えで“最後のご挨拶”に伺うときです。過去には「担当者の交代は残念です」「あなたが担当でよかった」と声をかけていただいたり、お手紙をいただいたりすることもありました。小さなことでも一つひとつ精一杯やってきたことがきちんと伝わっていた——そんな“答え合わせ”ができた瞬間は自分の財産となっています。
今は理事長の代わりとして、より高い視点から管理組合運営に関わる立場になりましたが、「お客様目線」「理事長目線」の両方で管理組合運営を行えることが、自分の一番の強みになっていると感じています。
あなたの描く、
とは?
外部管理者方式を
業界の“あたり前”に。
外部管理者方式は、世の中全体でもここ10年ほどで広がり始めた、まだ新しい管理方式です。
当社でも新築物件での採用に加え、理事会役員の担い手不足やご負担の大きさなどを背景に、理事会方式を採用している既存のマンションを途中から外部管理者方式へ切り替える取り組みが動き出したところです。
今はまだ組織も小さく、私も異動して数カ月ですが、この「外部管理者方式」は将来、理事会方式に並ぶマンション管理の主流になるだろうと感じています。
現在は業務管理室の一員として、「理事会方式のマンションと比べても、三井の外部管理者方式にしてよかった」と常に評価いただける管理組合運営を目指しています。この新しい価値を提供するサービスを、三井ブランドとして確立させ、事業の発展にしっかり貢献していきたい。そして将来、再びフロントマネージャーに戻ることがあれば、この“管理者”としての経験を現場に還元していきたいと思っています。