CAREER 活躍するキャリア入社社員

異業種からの転職者3名のキャリア事例です。
自身の経験をもとに転職前から転職後について語っています。

未経験で入社した
キャリア採用だからこそ
どこまで通用するかを
キャリアアップの
ロールモデルで
示したい。

マネジメント職
2013年入社
第二統括支社 東京南支店 営業課長

※所属は取材当時のものです。

2006年04月 アパレルメーカーに勤務

将来性のある領域で
自分のキャリアを高めたくて
転職を決意。

新卒でアパレルメーカーに就職。主に営業担当として百貨店へのルートセールスや販売員の労務管理に携わり、7年間勤務しました。人間関係や労働条件に全く不満はなかったものの、業界全体が縮小していく将来に不安を感じたことや、長く働き続けたとしても自分自身のキャリアの市場価値が上がる自信が持てず、転職を考えるようになっていました。とくに業界などを絞っていたわけではなく、転職エージェントから希望条件に合うと紹介されたのが当社です。関東近辺で仕事ができる、経営基盤が安定している、労働条件が良い等の希望にも合致しており、イチからチャレンジする価値のある転職になると感じました。

2013年04月 三井不動産
レジデンシャルサービス入社
第一統括支社 東京北支店営業課

専門知識を身につけながら
接客は即戦力で力を発揮。

分譲マンションのフロントマネージャーとして建物の出納・点検等の維持管理業務の取りまとめや居住者対応などに従事しました。業務内容や業界知識が全くなかったため、はじめは職務内容の理解に苦労しましたが、「管理業務主任者」の資格取得に向けて勉強が進むにつれ通常業務も自ずとステップアップしていきました。前職では百貨店でのお客様対応を通じて相手のニーズを引き出す力や、言葉にされなくても理解ができる、いわゆる“空気を読む力”を磨いていたことが当社でも役に立ちました。

2017年04月 第二統括支社 湾岸支店 営業課

フロントマネージャーとして
成熟期を実感できた異動。

5年目からは、前部署よりも大型物件やタワーマンションの担当がメインになりました。基本的な業務内容は変わらないため、違和感なく慣れることができました。「マンション維持修繕技術者」の資格も取得し、仕事は順風満帆。湾岸支店は物件の特性から、少数の物件に質の高いサービスを提供することが求められることが多く、自分が提案したことや勉強したことをカタチにするチャンスが結構ありました。それが管理組合に受け入れられ、会社からも評価されるサイクルが構築できて、かなり自信がついたと思います。また、湾岸支店は本社と同じフロアにあるため、本社の各部署との連携がスムーズで、知り合いも増えたことは今も業務に活きています。

2019年04月 人事部人材開発課

経営を学び
将来に活かせる機会をもらった3年間。

中途総合職の採用、管理員スタッフの採用、社内研修、グループ会社の人事業務などを担当しました。前職を含め営業以外の職に就くことが初めてで、仕事の進め方やスピード感の違いには戸惑いました。ただ、中途採用を大幅に増やす転換期だったこともあり、従前のやり方にとらわれず業務改善に取り組みながら目標を達成できたのは大きな成果でした。また、会社の研修制度のリニューアルを実施した際には、企画構想に私自身の意見も反映され、経営陣への説明、金額調整等ひととおり貴重な経験ができました。人事部は経営層とも比較的近く、間近で経営を学べたことは将来の財産にもなるだろうと思っています。

2022年04月 東京南支店 営業課長

努力すれば認められることを
下に示したい。

人事部にいる間に「マンション管理士」の資格を取得し、“現場復帰”の準備は万端でした。現在は営業課長としてフロントマネージャーの統括を担当しています。部下となるメンバーは新人から年上まで計7名。それぞれの能力や課題に合わせてサポートすることを心がけていますが、それがやはり難しさであり、面白さですね。3年ぶりの現場に管理職で戻ってきたため、まだ何かあるとすぐ自分で手を動かしたくなります。そこをグッと我慢して部下に任せることを今後の課題としながら、次は部長ポストを目指していきたいと思います。私には、キャリア社員としてひとつのロールモデルになりたいという思いがあり、昇格に必須の資格取得に力を入れ、キャリアアップを意識してきました。中途入社でもプロパーとのハンデはなく、「頑張ったら私のようになれる」。部下にそんな背中を見せられる管理職を目指していきます。

目の前の課題と一緒に向き合い
信頼関係を
築いていくスタンスで
営業部と工事部の架け橋になる。

コンサルティング職
2014年入社
工事部 第二工事室

※所属は取材当時のものです。

2010年04月 電設資材総合商社に勤務

事前に資格を取得し
念願のマンション管理業界へ転職。

私が新卒のときはちょうど就職氷河期。内定がもらえるだけでも有り難いという気持ちで大学卒業後は電設資材総合商社に入社しました。営業として4年間勤務しましたが、長い社会人生活を考えたとき、自分のやりたい仕事がしたいという想いが強くなりました。「企業(BtoB)ではなく個人(BtoC)に対するサービスを提供したい」「マンションという建物に興味があること」からマンション管理業界への転職の決意を固めたものの、小さな子どももいるなかで安定した生活を手放すことに対して、妻からは反対されました。そのため少しでも転職に有利になるようまずは、前職で勤務しながら「管理業務主任者」の資格を取得。第一志望の三井にダメ元・初戦で挑み、無事入社できたことは今ではいい思い出です。

2014年04月 三井不動産
レジデンシャルサービスへ入社
第四統括支社 埼玉支店営業課

持ち前の営業力で信頼を勝ち取る
フロントマネージャーに成長。

管理組合や居住者の方の窓口となるフロントマネージャーとして、管理組合からの疑問点や改善点を担当部署や協力会社へ確認・依頼するなど、一緒に問題を解決していくのが主な役割でした。聞かれたことや依頼にスピーディに対応し、とくに課題をいただいたときこそコミュニケーションをとるチャンスですので、積極的に関わり信頼関係を築けるよう心がけました。3年目で800戸ほどの大規模マンションを担当した際は理事長と組合運営やイベントなど、さまざまな改革に挑戦し、次第に気軽に下の名前で呼んでいただけるようになったのは嬉しかったですし、その2、3年でとても知識と経験値が増えました。その後、仕事に慣れた気の緩みだったのか重要な書類の扱いでクレームになってしまった際、自分のために課長や支店長が一緒に管理組合や理事長のところへ謝罪に出向き、親身にフォローしてくださったことがありました。あの時の感謝と情けなさは忘れられないですし、同じ失敗は絶対に繰り返してはいけないという責任感も強まりました。正解のない仕事なだけに、お客様にとってどんな選択肢がベストなのかをつねに考え、要望をキャッチしていく感覚は研ぎ澄まされていったと自負しています。

2021年04月 工事部 第二工事室

ゼネラリスト職として
工事部と営業部をつなぐ役割を担う。

フロントマネージャーを支える立場として、大規模修繕工事や設備改修工事の提案サポートや受注後の工事現場管理を行っています。文系ですし、建築は専門ではありませんが、ゼネラリスト職(総合職)として営業も工事も両方わかる上司に憧れ、自身もそうなれたらと思い希望していた異動が叶いました。フロントマネージャーの経験を活かし、顧客目線に立った提案を行うことや、専門家ではないお客様に状況や工事内容を分かりやすく伝えることを意識して業務に取り組んでいます。工事担当はあくまでフロントマネージャーの裏方ですが、数千万円から億単位の工事になるため、総会で承認され受注できたときはやはり嬉しいですね。最近は工事研修や同席した理事会でアドバイスしていくなかで成長する若手社員を見ることも楽しみです。また、工事部のなかでは、専門職の技術者の方々から、個別の管理組合対応について相談されることも多く、営業部と工事部の繋ぎ役を務めています。基本はどんな相手でも、コミュニケーションを取りながら悩みや課題を引き出し、一緒に考えていくスタンスはどこへ行っても変わらず、私の強みとして活かせることに自信を持ちました。将来は工事部で培ったスキルをまた営業部に持ち帰り、まだ経験のない新しい事業所の立ち上げなどにも挑戦してみたいですね。

キャリア入社の経験を
キャリア採用で活かす
異業種から転身した
経験を武器に会社へ貢献

スタッフ
2011年入社
人事部人材開発課 課長

※所属は取材当時のものです。

2000年04月 外食産業大手に入社

新たなフィールドで
自分を試してみたくなり転職

大学時代に4年間アルバイトしていたことをきっかけに、全国展開するファミリーレストランチェーンに新卒で入社し、翌年には店長に昇格しました。新店舗の立ち上げ、売上トップレベルの繁盛店など合計7店舗を経験し10年ほど勤務したころ、飲食業界しか知らない自分に気づき、「新たなフィールドで自分を試してみたい」と思いました。専門的な知識を身につけ、それを活かせる仕事に就きたいと考え、転職活動をするなかで出会ったのがMFRS。正直な話、マンション管理の仕事も転職活動のなかで初めて知ったのですが、モノを売る営業ではなく、コンサルタント的な立ち位置でお客様に関わる仕事は、自分にも合っていると思いました。今振り返ってみると、この転職活動の時期は自分の人生を見つめ直す本当に良い機会でした。

2011年10月 三井不動産
レジデンシャルサービス入社
中部支店営業課

仕事の基本は普遍、
新たな目標を見つけ業務を習得

最初は中部支店に配属となり、初めての地で、初めてのオフィスワーク。戸惑いもありましたが、すべてが新鮮で刺激的な毎日でした。業務全般を先輩が教えてくれる「ブラザーシスター制度」があり、私のブラザーはとても面倒見のいい方でしたし、年下の先輩が多かったですが、違和感はなく自然といい仲間になっていく雰囲気でした。私の場合、キャリアチェンジでワークスタイルは大きく変わりましたが、仕事の基本はどの業種においても普遍的であること、とくに、コミュニケーション・スケジュール管理・事前準備など、大切にすべきことは変わらないと思いました。また、必須資格の「管理業務主任者」試験では支店全体のバックアップがあり、入社年の12月の試験で一発合格。さらに難易度が高い「マンション管理士」は3回目のチャレンジで合格し、合格一時金も嬉しかったです。

2016年04月 東京西支店 営業課

“圧倒的なスピード感”で信頼を得る
自分流を確立

主に世田谷エリアを管轄する東京西支店に異動しました。エリアは変わりましたが、基本的にやることは同じ。お客様の立場に立ち、マンションにとって一番いい運営管理を先回りして提案できるよう心がけました。当時、私が目指していたのは依頼事項をスピーディに対応すること。それも“圧倒的なスピード感で”です。例えば、理事会議事録案の作成は通常翌日以降で取り掛かることが多いですが、それを記憶が残っている開催当日中に“すぐやる”ようにし、正確で早い議事録作成を心がけていました。素早い対応で問題が解決できれば信頼関係構築につながり、時には理事役員の皆様の懇親会にお招きいただき、お酒を飲みながらマンションの今後についてお話する機会もありました。また、建築・設備・金融・法律・会計など、社内研修や自己研鑽で身につけた専門知識を発揮し、お客様のお役に立てたときは、自身の成長を感じることができました。

2018年10月 湾岸支店 営業課 営業課長

タワマンの事業所長として
新たなイベントにも挑戦

課長に昇進し、湾岸支店でタワーマンションの事業所長に任じられました。規模も大きく、所長として束ねるのは管理員・コンシェルジュ・清掃員・警備員等、総勢30名程度。現地防災センターで日々発生する問い合わせに対応し、管理組合運営のサポートを行いました。当時はとくに、居住者様向けイベントを月2回ほど開催していました。ワインショップと連携した高級ワインの試飲販売会、共用スペースに置いたグランドピアノでプロの音楽家によるクラシックコンサートなど、今でも思い出に残っています。なかでも、今では多くのマンションで展開されている「月夜のキッチン」を最初に担当することになりました。三井不動産レジデンシャルや企画会社と協議を重ね、マンション敷地内にキッチンカーを誘致し、多くの居住者様に喜んでいただきました。このトライアルの成功が今日の事業拡大に繋がっていることはとても感慨深いです。

2020年04月 人事部人材開発課 課長

キャリア入社だからこそ
人材開発で経験値を活かしたい

異動を通知するメールを見て、しばらく固まってしまったほど、思いもよらない人事異動でした。人材開発課は全社の採用や研修を所管する部署で、責任が重いことはもちろん、全くの未知の分野に不安もありました。しかし、当時の部長から「これからはもっとキャリア採用に力を入れたい。キャリア入社の経験者として力を貸してほしい」との配属理由を説明され、身が引き締まる想いとともに、期待に応えたいと強く感じました。着任後は職責を全うしようという想いだけで突っ走り、あっという間に今日に至っています。従業員の皆さんが、長期的なキャリア形成を視野に働きがいを感じながら、思う存分能力発揮できる環境を整えること、理念や業務に共感し、楽しくも切磋琢磨しあえる仲間を増やしていくことが、今の私のミッションです。私自身、人生そのものが大きく変わる転職を経験しました。そういう機会をいただいた恩を忘れず、自身の使命を果たしていきたいと思います。